支石墓と青銅器時代
支石墓と青銅器時代
世界の巨石文化
巨石文化は単に巨石をたてるだけではない。
崇拝の対象であると同時に墓であり、祭祀の道具でもあった。
人間の力では到底持ち上げられないほどの巨大な石を用いたという点で
巨石文化はまだ解明されぬミステリーでもある。
巨石文化の遺跡として支石墓、立石、列石、環状列石、石像などがあり、
支石墓とストーンヘンジ、モアイ像が代表的だ。巨石記念物がつくられた時期はまだ謎に包まれている。
崇拝の対象であると同時に墓であり、祭祀の道具でもあった。
人間の力では到底持ち上げられないほどの巨大な石を用いたという点で
巨石文化はまだ解明されぬミステリーでもある。
巨石文化の遺跡として支石墓、立石、列石、環状列石、石像などがあり、
支石墓とストーンヘンジ、モアイ像が代表的だ。巨石記念物がつくられた時期はまだ謎に包まれている。
フランス カルナック列石
フランス北西部のカルナックには多様な巨石記念物があり、そのなかでもカルナック列石がもっとも有名だ。
紀元前5千年から3千年までの間のものと推定され、3kmにわたって様々な形の立石が列をなしている。
環状列石や支墓石などをふくめ、およそ3千個あまりの立石がある遺跡だ。
イギリス ストーンヘンジ
イギリスにある壮大な先史時代の環状列石だ。紀元前3100年~1100年頃につくられたと知られている。
まだ解明されたわけではないが太陽を崇拝するための宗教スポットだったという主張もあり、構造からすると天体観測用ではなかったかと推定されている。
世界七不思議の一つで、世界建築史において重要な部分を占めている。
列石・環状列石
列石は複数の立石が列をなして並んでいることを指し、フランスのブルターニュ地方にあるカルナック列石が有名だ。環状列石は立石を円形に配列させた形で、一重もしくは二重、三重に配列させたものもある。
イギリスのソールズベリーの平野にあるストーンヘンジが代表的だ。
石像(モアイ像)
人面などある形象を描写した石をさす。韓国にはドルハルバンや石仏などがあり、巨石文化においてモアイ石像が最も有名だ。
モアイは南太平洋の小島、イースター島にある巨大な人間像で、1250年~1500年頃に集中的に製作された。
島の海岸沿いに200余体の石像が海に向かって立っているが、この石像が崇拝の対象だったとする意見があるものの、石像製作の目的は定かではなく、誰が製作したのかもまだ解明されていない。
- フランス カルナック列石
- イギリス ストーンヘンジ
- 列石・環状列石
- モアイ像