文化遺産

• 記念工作物：記念物、建築物、記念彫刻および絵画、考古遺物および構造物、金石文、穴居遺跡および混合遺跡のうち歴史、芸術、学問的に顕著な普遍的価値をもつ遺産
• 建造物：単独の、あるいは連携している構造物で歴史上・美術上顕著な普遍的価値を有する遺産
• サイト：人工的所産または人工的な要素と自然の要素が融合された物および考古遺跡を含めた区域において歴史または観象、見俗学、人類学上顕著な普遍的価値を備えている遺産

自然遺産

無機的または生物学的な生成物から醸し出された自然の記念物として観象学または科学的に顕著な普遍的価値を有するもの。 地質学および地文学上の生成物とその存続が危ぶまれている動物や植物種の生息地および自生地として、とくに一定範囲において科学・保全・美観において顕著な普遍的価値をもつもの。科学・保全・自然美という見地から顕著な普遍的価値が克明な自然地域もしくはサイト

複合遺産

文化遺産と自然遺産の特徴を持ち合わせている遺産

世界記録遺産

ユネスコが古文書など世界中の貴重な記録物を保存し活用する目的で1997年から2年ごとに行う世界的価値のある記録遺産選定事業で、書籍やドキュメント、書簡などの動産遺産がこれに含まれます。

人類無形遺産

2003年にユネスコ無形文化遺産保護条約にもとづき文化的多様性と創造性を守るために「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」や「緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表」を各国が作成する制度です。2005年までは「人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言」(「傑作宣言」)というユネスコの事業でしたが、現在は世界遺産と同じく政府間条約に発展しました。